赤ちゃんにあった寝具を選びましょう
ママやパパにとっては、自分の睡眠以上に気になるのが赤ちゃんの睡眠ではないでしょうか?
身体が小さく、骨がやわらかい赤ちゃん。発汗量も大人と異なり、体温調節がまだ上手にできません。
1日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんにとって、布団はとても大切です。ここでは睡眠環境づくりと寝具選びのポイントをご紹介します。
掛け布団や敷き布団、シーツに枕、どのような素材でどれくらい揃えたら良いのか良くわからない・・・と悩まれているママやパパに、赤ちゃんに適した睡眠環境づくりや選び方を紹介します。また先輩ママやパパから寄せられた質問に答えたQ&A、使い方やお手入れ方法なども、併せてご覧ください。
心地よく眠るための環境づくり
赤ちゃんにとって睡眠は“身体と心を育てる”時間。
寝ている間も脳が活発に動いているので、これからの成長のためにとても大切な時間です。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ生活リズムが整っていないため、まずは安心して眠れる環境を作ってあげましょう。
室温・湿度
赤ちゃんが快適に眠るための室温・湿度に
調整しましょう。
夏は26~28℃、冬は18~23℃を目安に。
湿度は夏、冬ともに50%が理想的です。
明るさ
寝返りができない赤ちゃんは、天井の照明を
直接見ることになります。夜8時には部屋の
電気を消して、明かりが必要なときは間接
照明を使うように心がけましょう。
寝具
赤ちゃんは1日のほとんどを眠って過ご
します。そのため身体が小さく骨がやわ
らかい赤ちゃんには、安心して眠れる
専用のお布団が必要です。
赤ちゃんのための寝具選びの6つのポイント
掛け布団の性能
掛け布団は、赤ちゃんの負担を少なくする為に、軽くて保温性のあるものが望ましいです。
体温の調節が上手ではない赤ちゃんの為に、季節にあった掛け布団を使いましょう。
吸湿性と放湿性
赤ちゃんはたくさん汗をかきます。
汗が寝具に残ると熱が逃げやすく、体温が低下し、寝冷えの原因にも。
吸湿性とともに放湿性が重要なポイントです。
敷き布団の硬さ
顔が沈み込まないような赤ちゃん専用のしっかりとした “かため” の敷き布団を選びましょう。骨や筋肉が未発達の赤ちゃんの体をしっかりサポートする硬さが大切です。
洗いやすさと清潔さ
赤ちゃんはたくさんの寝汗をかくので、自宅で洗えることが大切です。
ダニの侵入を物理的に防ぐ、高密度に織り上げた生地を使うなど、衛生的にも気を配った寝具選びが大切です。
適度な大きさ
寝返りができるようになる前と後に関わらず、赤ちゃんの寝具は、動きを妨げない重さ・サイズのものを。
寝具からはみ出したり、ベビーベッドのフレームに手足をぶつけたりすると、眠りのリズムを崩してしまうので注意しましょう。
やさしい肌触り
デリケートな赤ちゃんのお肌に直接触れるので柔らかい風合いで肌触りの良い素材を選びましょう。
nishikawa(西川)おすすめ!
赤ちゃんの寝具リスト
掛け寝具
体が小さい赤ちゃんは重みのあるお布団をかけると呼吸運動や、手足の運動がしにくくなってしまうため、赤ちゃん用の軽いお布団を。
また37℃前後と体温が高く、体温調節が苦手なので季節に合わせて綿毛布やタオルケットを使い分けるのもおすすめです。
寝返りができるようになると睡眠時の動きも活発に。布団を蹴ってしまう場合はスリーパーも便利です。
まくら
新生児の頭蓋骨はとてもやわらかいため、しっかり頭を包み込むまくらを選びましょう。骨が安定する生後4ヶ月までは月齢に応じたサイズの枕を選びたいところ。ドーナツ型の枕なら、赤ちゃんのやわらかい頭を支えるのにピッタリですよ。
※決してうつ伏せ寝には使用しないでください
敷き寝具
赤ちゃんの敷き布団は、うつ伏せ寝になった時に、鼻や口が敷き布団に埋もれて窒息しにくいように “かため” の敷き布団が主流です。
(※SIDS「乳幼児突然死症候群」についても“かため”の敷き布団が推奨されています。)
また洗濯機で手軽に洗えるキルトパッドがあれば、敷き布団を清潔に保つことができます。汗などの湿気や、おねしょを敷き布団へ通さないための防水シーツもあると便利です。
赤ちゃんへの思いやりがいっぱい詰まったnishikawa(西川)のベビー寝具
nishikawa(西川)では、赤ちゃん独特の睡眠生理を見つめ、ベビー寝具に求められる条件を備え、赤ちゃんにとって好適な環境となるような寝具を開発しています。
特に、掛け布団、敷き布団、それぞれのカバーやシーツまで、赤ちゃんに必要な基本アイテムをすべてセットにした「ベビー組布団」がオススメです。
ご自宅での使用はもちろん、プレゼントなどにも好適です。
上手な寝具の使い方
さまざまな 掛け寝具を 使い分ける
掛け布団の素材は、羽毛やポリエステルわたのものがあります。季節ごとの室温に合わせて、掛け布団以外にもタオルケットや毛布・綿毛布などを使い分けて調整してあげてください。赤ちゃんの成長やお部屋の環境にあったベッドに合わせたサイズもご用意してます。清潔にお使いいただける洗える機能を備えたものもあります。赤ちゃんの様子をうかがいながら、心地よさそうな寝具を整えてあげましょう。
素材
- 天然
- 羽毛
- コットン
- 合繊
- ポリエステル
わた - アクリル
厚み
- 厚い
- 布団(厚手)
- 薄い
- 布団(薄手)
- 毛布・綿毛布
- タオルケット
サイズ
- レギュラー
- 掛け布団
95×120cm - 敷き布団
70×120cm
- ミニ
- 掛け布団
75×95cm - 敷き布団
60×90cm
お手入れ
- 洗える
- 洗えない
商品に取扱い表示
が表記されています
敷き寝具 の セッティング
(下から順に)敷き布団、防水シーツ、キルトパッドと重ね、全てをシーツでくるんでください。
敷き寝具の重ねる順序
- 固わた敷き布団用シーツ
- 敷き布団の汚れを防止。
キルトパッドのズレも抑えます。
- キルトパッド
- 保温性があり、吸湿性が良いので
赤ちゃんを湿気から守ります。
- 防水シーツ
- おねしょや吐き戻しなどの汚れで
敷き布団が濡れるのを防ぎます。
- 固わた敷き布団
- 適度な硬さのものを選びましょう。
step①
敷き布団の表側を上にして
防水シーツ・キルトパッドの順に重ねます。
step②
重なった防水シーツ・キルトパッドがズレないよう、両サイドの2角をキチンと合わせ片側にだけ固わた敷き布団用シーツをかぶせます。
step③
シーツのかかった側を起こし、折りたたむように近づけた状態で、もう片側のシーツをかぶせます。
step④
中身がずれないよう、両端をしっかりもって敷き布団をもう一度広げます。
できあがり
脇から手を入れて、中身を整えたら完成です。
大切なお手入れ方法
●お洗濯について
洗える商品(ウォッシャブル)と洗えない商品があります。
布団類はお洗濯をされますと「わた」の片寄り等が生じるため一部の洗える商品を除き
ご家庭で洗うことは出来ません。洗える商品は取扱い表示にしたがって洗ってください。
洗濯機をご使用の場合は、お使いの洗濯機の取扱説明書にしたがって洗ってください。
(ドラム式洗濯機では洗えない場合があります。)
洗えないお布団の日々のお手入れは、お布団を汚さないようカバーをこまめに替え
たり、お布団の生地が汚れた場合は部分的につまみ洗いをするなどしてください。
●洗える羽毛布団のお洗濯方法
お洗濯の前に商品の取扱い表示とお使いになる洗濯機の取扱説明書をご確認ください。
- ①ぬるま湯(約40℃以下)に中性洗剤を溶かし、羽毛布団は洗濯ネットに入れて洗ってください。
- ②すすぎを十分にしたのち脱水をおこなってください。
- ③乾燥は風通しのよい所で羽毛の片寄りを防ぐため、乾燥途中で布団の位置を変えて充分乾燥させてください。
●カビに注意しましょう。
赤ちゃんは非常に汗っかきです。敷き布団は汗の水分の多くを吸収します。
日干し乾燥を怠ったり、敷きっ放しにしておくと布団内部や接地面に湿気が長期間
滞留してカビ発生の原因となります。通常の敷き布団は少なくても週に3~4回は
日干し乾燥させてください。フローリング(板張りの床)に敷いてご使用される場合は
特に乾燥の回数を増やすようにしてください。冬季は床と敷き布団の間に結露が発
生することがあります。結露はカビ発生の大きな要因となりますので、年中カビの発生
にはご注意ください。
●お布団の干し方のポイント
~気持ちよく眠るために、晴れたら布団を干しましょう~
- ・布団の生地の傷みや汚れを防ぐために、カバーやシーツで覆って干してください。
- ・全面が日に当たるように、両面を干してください。
- ・お布団を干す時間の目安は、天気の良い乾燥した日の午前10時から午後3時頃に、片面1~2時間程度で両面干してください。期間の目安は、羽毛掛け布団は月に2~3回、合繊掛け布団は週に1~2回程度、敷き布団は週に3~4回程度、湿気がこもらないようにこまめに干しましょう。屋外に干せない場合は室内で掛けたり、立て掛けたりし、風を通しこもった湿気を逃がしましょう。
- ・布団叩き等で強く叩かないでください。強く叩きますとふとんの生地や詰めものを傷つけて劣化につながる恐れがあります。羽毛布団は羽毛が飛び出す原因になります。
●お布団の収納と保管方法
長期間使用しない場合は、下記の項目に注意して保管してください。
- ・一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。
- ・敷き布団は下に、掛け布団は上に収納しましょう。
- ・ダニやカビを防ぐため、使わない間でもときどき日に干し、保管場所も乾燥させて
湿気がこもらないようにしましょう。 - ・防虫剤のご使用をおすすめします。(防虫剤に表示されている注意事項を守ってください)
- ※コインランドリー等での洗濯は、生地の傷みや破損・詰めものの片寄り等が
発生する場合がありますので、ご注意ください。
良くあるご質問Q&A
- Q.新生児の寝具はどのように選べばいいのですか?
- A. 生まれたばかりの赤ちゃんに必要な睡眠時間は一日に11~17時間。一日の大半を布団の中で過ごす赤ちゃんにとって、寝具は眠るためだけ
ではなく、快適な環境で過ごしてもらうためにも一番身近で大切なものです。
必ずベビー用寝具をお使いください。特に敷き布団は大人が使っているものとは異なります。大人の敷き布団よりも硬めに作られています。
これは、万が一うつぶせ寝になった時でも顔が沈み込まないようにするためです。 - Q.防水シーツは必要でしょうか?
- A. 防水シーツをすることで敷き布団の汚れや水濡れを防ぎます。赤ちゃんはとても汗っかきです。敷き布団が湿りがちになるのも防ぎます。
キルトパッドは汗を吸収しますので、ご使用の際は、防水シーツの上に重ねてお使いください。 - Q.使う前に洗った方がいいですか?
- A. そのままのご使用も可能ですが、のりなどの仕上げをおこなっている商品もございます。カバー類など洗える商品はご使用前に水洗し、
掛け布団や敷き布団本体は風通しをしてからご使用されるとより衛生的で気持ちよくお使いいただけます。 - Q.敷き布団はどちらの面を表にするのですか?
- A. 赤ちゃんの手やお尻が挟まらないように、折りたたんだ時に内側になる面を表(広げたときに溝のある面を床側)にしてお使いください。
- Q.敷き布団は洗えますか?
- A. 一般的には洗っていただくことはできません。水洗いにより柔らかくなったり形状変化を起こす恐れがございます。どうしても汚れが気になる 場合等は、布団丸洗い専門のクリーニング業者へご相談ください。洗う事の出来る商品もございます。詳しくは商品紹介ページをご覧ください。
- Q.おねしょで布団が汚れてしまいました
- A. すぐに熱めのお湯をかけ、タオルで手早く拭きとってください。このときタオルは数枚用意して取り替えながら拭きます。
においが取れたら日光に干し、表裏両面を十分に乾かします。 - Q.布団乾燥機を使っても良いですか?
- A. お使いの布団乾燥機の取扱説明書にしたがってご使用ください。
- Q.敷き布団の裏にカビが生えてしまいました
- A. 赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、敷きっぱなしにしていると湿気でカビが生えてしまうことがあります。カビは湿気、栄養、温度等の条件が
揃うと発生します。赤ちゃんが起きている間はベビーベッドの柵に干したり、布団を二つに折るなどして裏面になるべく風を通してください。
万が一カビが生えてしまった場合は固く絞ったタオルで汚れをつまみ、充分乾燥させると広がりにくくなりますが、気になる場合は布団丸洗い 専門のクリーニング業者へご相談ください。ただしカビの色素は残ります。
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